令和2年第2回印南町議会臨時会が、本日開催された。
出席議員は12名であり、定足数に達し、会期は本日1日間と決定した。
町長は冒頭で、国政において菅内閣が誕生したことに触れ、印南町の今後に期待を寄せると述べた。その上で、臨時会招集理由について、公共施設建設用地の購入に伴う一般会計補正予算について説明した。これに伴い、議案第60号が提案された。
町長は「善は急げ」と語り、福祉の拠点整備に取り組む決意を示した。「強靭で安全・安心の希望が持てるまちづくり」の一環として、高台への福祉施設整備が重要であると強調した。
用地購入対象は庁舎北側に位置し、約3,384㎡である。町長は土地所有者から協力を得て、用地を譲り受けることができたと感謝を述べた。
総務課長は議案第60号の詳細について説明し、予算の総額に8,200万円が追加されることを明らかにした。具体的には、社会福祉センターの機能強化や災害時のボランティア支援機能も持つ施設を整備する予定である。
質疑応答では、議員から用地交渉の難航について質問があったが、総務課長は交渉が困難とされた事例はないと指摘。その後、個人の土地であったが、所有者の理解が得られたために進展があったと説明した。
議案は最終的に無事可決され、今後の施策として高台の福祉拠点整備が進むことが期待される。