令和4年の印南町議会定例会が開会され、重要な議題が取り上げられた。
議長により会期が本日から12月16日の5日間と決定され、続いて町長による新型コロナウイルス感染症対策についての説明がなされた。町長は、新型コロナウイルス感染による自宅待機を経て出席し、状況の厳しさを強調した。特に、年末年始の人の往来に伴うリスクについて警告を発した。
新規ワクチン接種が行われたことにも言及され、「重症化を防ぐためのキーワードはワクチン接種である」と述べた。集団接種の実施を終え、今後は個別接種への切り替えを進める意向も示した。
また、町では空き家問題にも取り組んでおり、特定空き家除却事業費補助の実施状況が報告された。議場では、依然としてその相談が続いていることにも触れられ、27件の相談が寄せられていることが都道府県の統計以上の数字であると報告された。
次に、職員採用試験の結果についても発表された。10月に実施された試験では、一般事務職3名の合格者が内定した。町長は新たな人材が町に貢献することへの期待を寄せた。
防災訓練についても、11月に実施された事例が紹介され、「一人の犠牲者も出させない」との合言葉のもと、多様な関係機関と協力した訓練の成果を評価しました。
さらに、文教分野では、切目王子跡が国指定史跡に追加されたことが報告された。これは地域の歴史的価値を高める重要な一歩とされ、町長は今後の観光資源としての活用を促進する考えを示した。
議案は合計13件の上程がされ、いずれも今後の審議を経て、可決される方向で運営される見通しとされる。最後に、議長は、次回会議に向けて必要な準備が進められることを確認し、延会の決定がなされた。