印南町議会の会議は12月に開催され、重要な議題が数多く取り上げられた。
まず、阪和自動車道の4車線化事業の完了について祝福の声が上がる中、現地道路の補修工事の実施予定について議論がなされた。建設課長によると、来年1月中旬に開始を予定しており、国道や県道の補修が重要とのこと。
次に、既に提出済みの区からの要望の進捗状況についても報告された。教育委員会との連携を強化し、特に横断歩道の引き直しについては、直接県と連携しながら進める模様が示された。横断歩道引き直しに関しては、地域からの要望も考慮される方針。
発達障害を抱える子どもの支援に関する議題でも、教育委員会が自主的に活動する父兄の団体への支援を検討する意向が示され、地域との連携を強調した。
いじめ110番の設置についても提案がなされ、教育委員会は既存の相談窓口の活用を進めていく方針であると報告した。特に、安全確保のため、学校の先生と保護者が連携し、早期発見を心掛ける重要性が強調された。
さらに、国民健康保険(国保)税の軽減制度に関しても触れられ、多くの町民がこの制度の適用を受けることになるとの説明があった。特に未就学児の均等割の軽減策が進められ、約87人の子どもたちがこの恩恵を受けるとされる。印南町においても子育て支援の拡充が望まれていることが確認された。
最後に、燃料高騰に伴う町民への支援策についても質問が上がり、特別交付税を活用する方針が示された。地域の事業者や生活者の支援が検討される中、人的ネットワークの強化が求められた。今後も印南町は町民生活を支える施策に取り組み続ける意向を示している。