令和元年第2回印南町議会定例会が開会した。
町長の挨拶では、令和の時代を迎え、町づくりに対する決意が示された。特に、「誇りあふれる郷 いなみ」の創設を目指し、議員や町民と共に取り組む姿勢が強調された。堀口町議会議長の会長選任についても祝辞が述べられた。
また、町長は気象情報と避難行動の関係について言及。危機管理の強化に取り組むことを誓った。気象庁からの新しい警戒レベルの導入により、住民の避難判断を支援する施策が求められていることを述べた。
職員の人事管理では、昨年度からの異動について報告された。新規採用職員の迎え入れも行われ、総員数が86名、平均年齢が35.2歳であることから、若手職員の活躍が期待されている。特に、働き方改革に向けた施策として、週2日のノー残業デー実施が継続されるとされた。
地方創生に関する議論も多く伺われた。印南町の人口増減について、調査結果が発表され、町の施策が一定の効果を見せていることが報告された。地域交通の改善策として、駅前のバスロータリー整備も計画されており、住民のアクセス向上が図られることが示された。
さらに、建設分野でも道路改良事業において大きな財源が確保されたことが明らかにされた。地域再生のための取り組みが進む中、安全安心な交通環境作りが強調され、通行する住民への協力が呼びかけられた。
教育分野では、全ての小中学校での空調整備の進捗が報告され、快適な学習環境の構築へ向けた努力が続けられていることが述べられた。また、コミュニティ・スクールが地域との連携を強化する施策として位置づけられている。これにより、子どもたちの成長支援が期待される。
この他、議案の提案も行われ、令和元年度の補正予算案や新たな条例案などが提示された。議会の審議を経て、各議案についての可決が求められた。
最後に、14日から16日までの休会が決定し、会議は散会となった。