令和5年12月の印南町議会定例会では、幅広い議題が議論された。特に注目を集めたのが、切目橋工事の進捗状況や、防災対策の見直しである。
一般質問の中で、古川眞議員が切目橋工事について質問。工事は順調に進行しており、来年5月末の完成が見込まれていると建設課長が述べた。特に、仮設ヤードの設置について、過去5年間の最大水位を基に計算されていることが説明された。
また、榎本一平議員は、防災について質問。県が策定した防災計画に基づき、印南町も災害対策を見直していると総務課長が説明。特に線状降水帯による影響を考慮し、現行の地域防災計画の見直しが必要であるとの見解が示された。
更に、若者定住促進事業や産後ケア事業についても質疑が行われ、印南町の社会情勢を踏まえた支援を求める声が上がった。特に、産後ケアに関しては、母子保健法に基づく取り組みが進んでいるものの、さらなる充実が必要との意見があった。
印南町議会では、今後も住民のニーズに応えられる政策を進める方向性が確認された。特に、公共施設の高台移転や防災関連施策は、町の防災力を高めるための重要なポイントとして位置づけられた。
これらの議論を通じて、地域社会の安全を確保し、住民の生活向上を図る努力が続けられていくことが期待されている。議員たちは、今後も必要な情報提供や支援策の強化に努める考えを示した。
会議は各議員の質問を終え、監視機能を果たしながら、印南町の未来を切り開くための方向性についての重要な意見交換がなされた。