令和4年5月、印南町議会臨時会が開かれ、計9件の議題が上程された。議会では、特に新型コロナウイルス対策や歳入・歳出予算関連が取り上げられた。
町長は、ワクチン接種の進捗を伝えた。接種の対象は、60歳以上と基礎疾患のある18歳以上の住民であり、7月初めからの開始を予定していると述べた。また、全職員が協力し、集団接種を円滑に進めると強調した。
議案第24号では、地方税法改正に伴う印南町税条例の一部改正が提案された。その中で、商業地の固定資産税の課税標準額加算率が、特例的に従来の5%から2.5%に引き下げられることが決まった。この改正は、景気回復を支援するための激変緩和措置であると説明された。
一方、議案第25号では、国民健康保険税条例の改正が必要であり、基礎課税額や後期高齢者支援金分の上限も引き上げることが提案された。これに対して議員から懸念の声が上がり、特に負担の増加が見られるなかで、このような値上げを行うことの妥当性が問われた。