令和3年第4回印南町議会定例会が開会され、議題が進められた。
今回の会期は、本日から12月16日までの8日間に決定され、請願の取り扱いや様々な報告が行われた。特に、シルバー人材センターに対する支援を求める請願が紹介され、インボイス制度の導入がセンターに及ぼす影響が懸念されていることが浮き彫りになった。
この請願書では、事業運営に関わる税制の変更が、地域社会の活性化に影響を与えることが強調された。請願者の一般社団法人印南町シルバー人材センター理事長、山崎吏朗氏は、「シルバー人材センター事業における安定的な運営を求める」と訴えた。議長はこの請願を総務産建常任委員会に付託することを決定した。
新型コロナウイルス対策については、町長が現状を報告。ワクチン接種の進捗が示され、感染状況の改善が伝えられたが、オミクロン株の懸念も示された。町民の安全を図るために、追加接種を含む対策が必要との考えが示された。町長は「新しい日常を築くために、全力で取り組みます」と述べ、町民の協力を求めた。
また、建設分野では、印南町の4車線化が進展中であり、12月18日に完成予定であることが報告された。これにより、住民や関係者からは期待が寄せられており、今後も国や県と連携して進めていく方針が示された。
さらに、印南町では若者定住促進事業の継続が議論されており、さらなる施策が検討されている。特に、町の特産品を利用した寄附金政策が効果を上げており、昨年度から寄附件数が増加していることが報告された。新型コロナウイルスの影響を受けた事業者への支援策も議案として提案され、経済対策の重要性が設定された。
教育分野においては、印南町立中学校の統合に関する進捗も報告された。中学校統合委員会から、その候補地についての検討結果が提出され、次回の議会で更なる議論が行われる予定である。このように、地域の教育環境の向上も重要な議題として扱われている。