令和5年第4回印南町議会定例会が開会され、様々な議題が討議されることになった。会議は午前9時に開始され、議事日程に従って進められた。
まず会議録署名議員の指名が行われ、片山智文氏と古川眞氏が指名された。その後、会期についてお諮りがあり、12月21日までの8日間とすることに異議がないことが確認された。
続いて、議案第51号から第61号までの11件が一括上程された。町長は挨拶の中で、今年最後の定例会であることを述べ、これまでの施策を振り返った。特に、新型コロナウイルス対策や地域経済支援に注力し、印南町の発展に尽力したと説明した。
印南町長は、自身が3期目であり、今後の施策の中心として、統合中学校建設事業に力を入れる意向を示した。このプロジェクトは子育てや教育の重要性を強調し、早期の実施を期待される案件である。
さらに、国民健康保険事業における出産に伴う保険料軽減措置についても話が及び、出産月の前後の4か月間の均等割額と所得割額が免除されることが提案された。これにより、地域の妊婦への支援が強化される。
また、新型コロナウイルスワクチン接種事業についても言及された。接種は5類移行に伴い、終了の見込みであるが、住民の安心を確保するための努力が続けられているとのことである。町長は、過去の集団接種の成果を讃え、医療従事者と職員への感謝を表明した。
農業集落排水事業の公営企業会計への移行についても言及し、安定的なサービス供給に向けた取り組みが必要であると述べた。総務大臣からの通知があり、来年の4月までの移行が求められている。これにより、経営状況がより透明化されることが期待される。
町の活性化に向けた各種提案や予算計画も紹介され、町民の協力を求める姿勢が強調された。次回の議会では、さらに詳細な議案が審議される予定である。
最後に、印南町へ対する寄附額の増加傾向についても触れられ、ふるさと納税による町の魅力発信に向けた今後の施策に期待が寄せられている。