令和3年9月に開かれた印南町議会臨時会は、町長の挨拶に始まり、議員の選挙が行われた。
今回の議会は、一般選挙後初のもので、多くの新しい議員が顔を揃えた。日裏町長は挨拶の中で、「国難とも言えるコロナ禍において、我々の役割は大きい」と述べ、今後の町政運営に対する強い決意を示した。
町長の日裏氏は「皆さんの信任を得た議員の皆様、おめでとうございます」と称えた。綱領として「住民とともに築く、希望あふれる郷」という言葉が強調されており、地域社会への責任感が伝えられた。
臨時議長として任命されたのは杉谷考祥氏で、議会の進行がスムーズに進められた。議長の選挙では堀口晴生氏が全会一致で決定し、協力を求める挨拶を行った。新議長は「全身全霊で町のために務める」と誓い、町民の期待を背負う姿勢を示した。
また、臨時会では副議長が前田憲男氏に選出され、彼も「議員の職を全うする」と決意を表明した。これにより、議会の体制が整い、市政運営が本格化した。
議会では、各常任委員会の委員や、特別委員会の設置が決定された。特に印南町議会広報特別委員会が設置され、より開かれた議会を目指す姿勢が示された。委員選任に際しては、異議がなく、全ての議案が滞りなく進行した。
会期は本日1日間に定められ、全議案が提出されることなく、閉会に向け進むことになった。議会運営の効率化を図るために、閉会中の継続調査も行うことに決定し、議員は意思統一を図った。最終的に、今回の臨時会を通じて、印南町の未来に対する期待感が高まる議論が展開された。