令和3年10月25日、日高町議会の会議が開かれ、各議題が審議された。
本会議では、会議録署名議員の指名から始まり、3件の表彰に関する同意が求められた。
副町長の深根英範氏が、善行表彰の被表彰者として、日高防犯協会の笹盛茂男氏(80歳)、富川南の遠藤忠雄氏(73歳)、絵本のとびら代表の野澤みゆき氏を紹介した。特に、笹盛氏は25年以上にわたり地域防犯活動を推進し、顕著な功績を残していると強調した。
議長の西尾英俊氏は、表彰条例に基づく同意を求め、全ての議案が賛成多数で承認される運びとなった。
さらに、議案第1号と第2号については、令和3年度公営住宅新築工事における契約の一部変更が提案された。柴田哲君(管財建築課長)の説明によれば、工事の竣工が当初の11月15日から30日間延長されるというもので、これはウッドショックに伴う資材搬入の遅れや設計変更によるものだった。
議員からは工期延長に伴う契約金額の変更の可能性に関しての質問が相次いだ。特に、神保一哉氏は、材料価格の高騰を受け取引先との金額協議が進行中であると確認し、透明な情報共有の重要性を指摘した。
次に、議案第3号に関する令和3年度一般会計補正予算が提出され、2280万円が新型コロナウイルス対応事業者支援に用いられることが報告された。戸川貴教(企画財政課長)は、歳入歳出の総額が111億3,629万6,000円に達すると述べた。主な挙げられた支出は、道の駅駐車場内の街路灯修繕、日高こもれびホールの施設修繕、感染症対策費などであった。
会議は、各議案の質疑が終了後、討論なしで全て可決され、また休会に入ることが決定された。出席した全ての議員は、出席数が15名であることを幕開けから報告し、議事を進めたとして、一同の協力を強調した。