令和2年2月19日、墨田区議会において定例会が開催された。今回の会議では、墨田区が抱えるさまざまな課題に関して議論が行われた。
まず、大瀬康介議員は公共公物に書かれた落書きの現状について言及した。落書きが治安を悪化させるアルマンドであり、犯罪誘発のリスクが高いと指摘した。さらに、ニューヨーク市の事例を引き合いに出し、早期に対応が必要であると訴えた。区長の山本亨氏は、現在区が管理する公共物への落書きは確認されていないが、具体的な場所を挙げて落書きへの対応を講じていることを説明した。
次に、新型コロナウイルスに関する質問がなされた。名の大瀬議員は、感染拡大の防止策と、東京2020オリンピック・パラリンピックへの影響を最小限に抑える施策について問うた。区長は、全庁あげて対策に取り組んでおり、危機管理対策本部を設置し、迅速な対応を目指していると回答した。
さらに、食べ歩きや飲み歩きの問題も取り上げられた。これに対し、衛生面や美観への影響を訴えた議員もおり、区長は見解を述べた。路上での飲酒や食べ歩きは公共マナーの問題であり、改善に向けて啓発が重要だと強調した。
他にも、養育費の不払い現象に関し、とも宣子議員から強い関心が寄せられた。離婚後の生活支援を含めるべきであるとの意見が出る中、区長は民間保証会社と連携した支援策についても検討する意向を見せた。また、都が新規に予算を計上した養育費確保支援事業の活用について、区としても調整を図るとした。
今後、墨田区では様々な施策に対し、より積極的な取り組みが求められるだろう。特に、新型コロナウイルスの影響を防ぐ施策や地域の治安改善、さらには経済的支援を通じた区民への安心感の提供が急務であると言えるだろう。