令和4年9月30日、小笠原村議会において、令和3年度の決算認定が行われた。
今回の会議では、令和3年度の一般会計及び特別会計の重要な歳入歳出決算が一括して議題に上ることとなった。
出席した杉田一男決算特別委員会委員長は、各会計の歳入歳出が前年度を上回ったと報告。
これに対し、議長の池田望君は異議なしと認め、9件の決算認定が全会一致で承認された。
村長の渋谷正昭君は、効率的な財政運営を行う意志を示しつつ、委員長の報告や監査委員の意見を尊重することを強調した。
その中で、特に田中翔子氏からの指摘に基づき、村の資産管理や未執行事業の適切な進行に向けた適正な予算作成について触れる場面も見受けられた。
続いて議題に上ったのは、重量機械の取得に関する議案である。
この議案は、硫黄島での重量機械の更新を目的として、契約の相手を株式会社小笠原マリンとする内容である。
会議では、購入金額が3,630万円となることが確認され、議論がなされることなく可決される運びとなった。
さらに、令和4年度の一般会計補正予算が提案され、歳入と歳出にそれぞれ3,517万3,000円が追加されるとの報告がなされ、総額は52億7,644万円となる見通しが示された。
新型コロナウイルス感染症への対応や、価格高騰への支援が反映されていることが説明された。
最終議題として、ロシアによるウクライナ侵攻を非難する決議が提案され、片股敬昌議員からウクライナに対する攻撃の現状が説明された。
出席議員の賛同を受け、決議案は可決され、村議会としての立場を明確に示すこととなった。
日程を全て終了した議長は、閉会の宣告を行い、次回の議会に向けての期待を表明した。