令和元年第2回小笠原村議会定例会が6月20日に開会した。
この会議では、新たに生じた土地の確認、補正予算案、建物工事契約などの議案が提案された。特に新たに生じた土地の確認については、西之島の噴火により生じた土地の面積が2.89平方キロメートルとなっていることが明らかになった。村長の森下一男氏は、地方自治法に基づいて手続きを進める旨を強調した。
また、議案第31号では、令和元年度の一般会計補正予算案が示され、予算総額に3,028万2,000円の追加がされ、合計金額は45億2,804万6,000円となる見込みが報告された。財政課長の牛島康博氏は、歳入における具体的な増額項目として、固定資産税の増額や、プレミアム付商品券事業費の補助金の変動などを示した。
議案第32号についても、森下一男村長は清瀬職住11号棟の新築工事の請負契約が提案された。この契約の総額は8,823万6,000円となっており、一部の設計変更があった場合には請負金額の2割以内で変更することができるとの方針が示された。
さらに、議事では小笠原航空路開設推進特別委員会及び硫黄島調査特別委員会の設置が決定され、各委員の役職も報告された。議長の池田望氏がこの動議について意見を求め、満場一致で承認された。
他にも選挙管理委員及び同委員補充員の選挙も行われ、次の期に向けて必要な人材が選定された。議長の指名のもと、小笠原村選挙管理委員として4名が当選することが確認された。