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コロナ禍対応など多岐にわたる報告・認定が行われた小笠原村第3回議会

小笠原村議会でコロナ禍対応や水道事業の報告等が行われ、補正予算案も可決。逆境における税源確保が求められる。
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令和3年第3回小笠原村議会定例会が、9月16日午後3時から開かれた。

主な議題は、報告第13号から第22号いただき、専決処分を含む数件の予算案及び条例案が上程された。

特に令和2年度小笠原村簡易水道事業特別会計継続費精算報告28に関して、財政課長の牛島康博氏は、精算報告の必要性と詳細を説明した。主な内容は、事業名に「第2原水調整池築造」が含まれ、過去数年の工事進捗が影響したことが述べられた。特に新型コロナウイルスの影響により工事の進行に遅れがでたことが強調された。

次に、報告第14号、令和2年度小笠原村健全化判断比率及び資金不足比率の報告が行われた。村長である渋谷正昭氏は、実質公債費比率は5.4%と説明し、過去のデータとの比較を行った。これにより、昨年度に比べて1.5%の減となった背景には借入金の返済額の減少があるとして、今後の見通しについても言及した。

議案第41号では、小笠原村新型コロナウイルス感染症対策条例の一部改正案が提出された。村長は、この改正について義務付けられた内容であることを強調した。続いて、議案第42号と第43号が議題となり、村税条例の改正案及び道路改修工事の請負契約についての説明が行われた。

特に、議案第45号では、令和3年度小笠原村介護保険(保険事業勘定)特別会計補正予算の説明があった。財政課長は、歳入歳出の補正内容を詳細に説明し、326万2,000円の補正額を示した。

さらに、認定第1号から認定第9号まで一括議題とされ、令和2年度の各会計歳入歳出決算の認定が求められた。村長は過去の会計の健全化状況について説明した。特に国民健康保険や簡易水道の事業についても詳細が述べられ、質疑が行われたがいずれも異議なしで認定可決される見込みである。

最後に、コロナ禍による財政状況への言及があり、地方税財源の充実を求める意見書が発議され、賛成多数で可決された。議会は今後も地域の持続可能な発展に向けた対応を強化していく方針であることが改めて示された。

議会開催日
議会名令和3年9月定例会(第3回)小笠原村議会
議事録
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