令和5年12月13日、ついに小笠原村議会の第4回定例会が始まった。
まずは報告される予定の案件に、一般会計補正予算や議員報酬の改正案が上がるなど、地方自治体の運営に深く関わる内容が取り決められる。次に議員の清水良一氏が、一般質問で防災政策について触れた。南海トラフ巨大地震のリスクが高まる中、その対策として具体的な準備とシミュレーションが求められている。
清水氏は過去の質問内容に言及し、 "南海トラフによる長期孤立化"の懸念を再検証し、食糧やライフラインについての安全策を強調。 "国と東京都との協力が不可欠"との認識を示し、迅速な避難体制の確立と、応急対策の再確認が重要であると述べた。
また村長渋谷正昭氏は地域の防災訓練の重要性を強調し、今後の取り組み方針を明示した。特に子供たちに防災意識を育てる必要性や、地域での自主防災組織の活性化が重要であると訴えた。
次に、地域福祉センターや運動場、ロース記念館における指定管理者の選定も行われ、資金の流れと組織の強化が議題に上がった。議員一同の意見が分かれる中、今後の議論に期待が寄せられる。