令和3年12月10日、小笠原村議会定例会が開催された。
本会議では、報告第19号が上程され、令和3年度小笠原村一般会計補正予算第5号が提案される。これに対し、村長の渋谷正昭氏は、新型コロナウイルスの影響による協力金の支給に伴う予算の増額が必要と強調した。議会の質疑応答では、特に反対意見は出ず、報告は原案通り承認された。
議案第46号では、東京都市町村公平委員会の共同設置に関する説明がなされ、地方公共団体の数の増加と規約の変更について議論された。村長は、秋川流域斎場組合からの依頼に基づく必要性を説明し、これも反対意見なく可決された。
また、議案第47号では、母島村民会館の指定管理者について話し合われた。社会福祉法人小笠原村社会福祉協議会が候補に挙がり、議論の結果、こちらも承認される。
続いて、議案第48号の条例改正について。これは東京都の地域別最低賃金変更に対応するもので、条例の改正が必要とされている。総務課長の説明後、特に質疑や討論はなく原案通り可決された。
議案第49号は小笠原村村税条例の一部改正が提案された。こちらも同様に、地方税法改正に伴う必要性からのアップデートであり、原案通り可決となった。
議案第50号では国民健康保険条例の一部改正が話し合われ、令和4年1月1日から施行されることが決定された。一方、議案第51号においては消防団条例の一部改正が提案され、団員の報酬に関して適切な管理が求められた。
議案第52号の一般会計補正予算と第53号の国民健康保険特別会計補正予算がそれぞれ上程され、内容についての説明が行われた。最後に、議案第54号において新たに歯科ユニットの取得について提案され、こちらも承認された。
一連の議事を経て、令和2年度各会計歳入歳出決算が認定され、村長は今後も適正な理由での予算執行を約束した。