令和4年第4回小笠原村議会定例会が12月8日に行われた。
今回の会議では、令和4年度一般会計の補正予算に関する報告が中心となり、特に第12号及び第13号の予算案が上程された。
村長の渋谷正昭氏は、報告第12号において「母島遺体貯蔵庫の更新に伴い、緊急に649万円の増額が必要」と述べ、予算の承認を求めた。
また、報告第13号では「電力・ガス・食料品価格高騰対策として、1,706万円の支給が求められた」と強調し、こちらも承認を待つ形となった。
議案に関しては、議案第43号の改正が特に注目を集めた。
渋谷村長は「国の勧告に基づき、村議会議員の報酬を改正し、給与を引き上げる必要性を訴える」と強調した。
その中で、期末手当の引き下げを伴う改正に不安の声が上がったのも事実だ。
また、議案第44号では特別職職員の給与に関する改正が提案された。
この改正についても同様に国の基準に従ったものであり、速やかな承認が必要との認識が示された。
さらに、議案第45号においては、一般職員の給与について同様の議論がなされた。
「給与アップは必要だが、財政的に持続可能であるかが鍵」との声もあった。
投票の結果、報告の内容や各議案はそれぞれ賛成多数で通過した。
ただし、予算案が実施されることで住民への影響があるため、今後の議論が欠かせない状況だ。
議会の最後には、渋谷正昭村長が「杉田副村長」および議員たちに謝辞を述べ、同日の会議は無事に閉じられた。
「今後も村民の声を反映しながら、持続可能な政策を進めていきたい」との意気込みを語った。