令和元年第1回小笠原村議会臨時会が5月9日に開会された。
この議会では、村長の森下一男氏が出席し、議長選挙が行われた。臨時議長を務める稲垣勇議員が進行し、投票の結果、池田望議員が議長に選ばれた。池田議長は、就任に際し「小笠原村の発展のために努力していきたい」と発言した。
また、議会では副議長の選挙も行われ、杉田一男議員が新たに副議長に選任された。杉田副議長は、村民のために誠心誠意努めると約束した。コミュニティの円滑な運営が期待される。
議会の日程の中で、常任委員と議会運営委員の選任も行われ、異議なしで決定。各委員会の役割がこれからの議会運営において重要視される。
報告第3号では、平成30年度小笠原村繰越明許費繰越計算書が取り上げられた。財政課長の牛島康博氏が、詳細な金額について説明。次いで報告第4号において、村税条例の一部改正についても報告された。村長は税制改正に伴う必要性を強調し、議案として提案された。
続く報告第5号では、国民健康保険税条例の改正について、選定基準についての見解が示された。各議員から質疑が相次ぎ、牛島課長が順次回答を行う展開となった。
他にも、通常の議題として報告第6号から第9号にわたり、様々な補正予算や条例の改正案が提案され、すべてが了承された。特に、浄化槽事業や簡易水道事業については重要な経費が計上された。
議案第27号では、村税条例の一部改正に関する案が提出され、これについても質疑の末、全員の賛成で可決された。続いて、議案28号、29号は道路改修工事や浄水場改良工事に関するもので、こちらも同様に可決された。
最後に、同意第2号として監査委員の選任が議題となり、稲垣勇議員が同意される運びとなった。稲垣議員は就任に際し、今後4年間の活動について意気込みを語った。
臨時会は円滑に進行し、全議題が満場一致で通過する形となった。この議会の成果が、今後の小笠原村の発展に寄与することが期待される。村長の森下氏は、「今後4年間、村民のために全力を尽くす」と語り、閉会した。