令和3年3月26日、令和3年第1回小笠原村議会定例会が開催された。
この会議では、令和3年度の各会計予算に関する議案が審議され、全会一致で可決された。
その中執行部側が提案した予算案は、村民生活の安定を図るものとして、特に新型コロナウイルスの影響を受けた地域の支援が含まれている。
片股敬昌予算特別委員長は議案第23号から第31号までの予算案について、質疑および討論を行った。その結果、各案は原案通り可決されることとなった。
彼は、「財源確保のため、新たな収入の手段を模索する必要がある」と強調した。
森下一男村長は、全会一致の賛成を受けて予算案が承認されたことに対し、感謝の意を表した。
また、令和3年度の健全な財政運営を誓った村長は、「村民生活の向上のため努力する」と述べたが、その言葉には今後の更なる行政課題に向けた覚悟が伺えた。
会議では、公共的施設の整備計画案も上程された。これは父島・母島でのさまざまなインフラ整備に関するもので、相当な事業費が見込まれている。
市民の生活環境を向上させるための具体的な方針が示され、質疑応答も行われた。
さらに、「議員の派遣に関する発議」および「小笠原村議会会議規則の改正案」についても審議された。
これらの発議は、それぞれ議員の活動支援や請願手続きの改善など、議会運営の引き続きの発展を目指した内容となっている。
会議は円滑に進行し、所定の議題は全て終了した。最終的に、全ての議案が無事可決され、参加者全員がその活動に感謝の意を表した。