令和5年6月5日、昭島市の建設環境委員協議会が開かれ、様々な環境問題が報告されました。
特に重要な事項として、令和4年度の昭島市放射能測定結果があります。環境課長が報告の中で、「測定結果にはご心配いただくような数値は一切出ておりません」と述べ、 昭島市の安全性を強調しました。しかし、なかお委員からは具体的な低減対策について質問があり、これに対して環境課長は適正処理を通じた数値の抑制を説明しました。
次に令和4年度のごみ量について報告されました。ごみ対策課長が家庭ごみは減少したものの、事業系ごみが新型コロナウイルス感染症の影響で増加していることを示しました。家庭ごみは2万3424.7トン、事業系ごみは6119.8トンであり、全体では前年度比327.6トン減の数値です。安保委員は増加する事業系ごみに関して見通しを求めました。
令和5年度多摩川クリーン作戦の実施状況も報告され、参加者1687人、収集されたごみ量は860キロで前回比マイナス54.5%という結果が示されました。管理課長は参加人数の減少はコロナ禍の影響もあると触れましたが、市長は多摩川を守る意義を強調し、次回の充実を図る意向を示しました。
また、昭島都市計画道路の整備についても説明が行われ、今後の計画に関する意見が交わされました。特に、エレベーター設置の新たな情報があり、奥村副委員長は周知不足を問題視しました。さらに、玉川上水南側の地区計画では、地権者や市民の意見を踏まえて進める必要があると強調されました。
木造住宅耐震診断と改修の補助対象拡大についても情報が共有され、住民に対する説明と周知を強化する考えが示されました。
最後に、南文化公園と新畑公園に関するアンケート調査の実施が報告され、福祉考慮の公園造りが求められました。ひえの委員からも、インクルーシブな観点での意見が提案されました。
以上の内容から、環境問題に関する多方面からの議論が展開され、市民の安全確保と環境保護への意識が高まっていることが窺えます。