令和元年12月5日、鳴門市議会の第4回定例会が開催され、さまざまな議題が取り上げられた。
本日の会議では、市政に対する一般質問が行われた。
18番の浜盛幸市議は、防災行政と公共工事の平準化について質問を行った。
地区防災計画の必要性について浜市議は強調した。地域コミュニティーによる自主的な防災活動が重要であるとの認識が示され、共助の精神が強調された。
特に、地区防災計画の策定が進むことで地域の防災力向上が期待される。
次に、公共工事の平準化について浜市議は、地域の建設業者の協力が不可欠であると訴えた。少子高齢化が進む中、安定的な仕事の確保が求められる。公共工事の計画的な発注が行われることで、地域においても安定した雇用が実現されるとの意見が呈された。
浜市議はまた、債務負担行為の活用やゼロ市債の導入についても言及し、公共工事のフレキシブルな工期設定が効率的な施工を実現することを提案した。特に、災害時における迅速な対応が求められる中で、公共工事の平準化が優先されるべきだとの考えが明らかにされた。
議案としても、鳴門市職員諸給与条例の一部改正や、会計年度任用職員の給与条例改正などが取り上げられた。これにより、職員の給与体系の見直しが期待される。また、災害弔慰金の支給に関する改正も議論された。
請願書においては、「マクロ経済スライド」の廃止や国民健康保険税の引き下げを求める意見書の採択が議題に上がった。特に生活保護基準の引き下げ中止を求める請願が注目され、行政に対する市民の期待が表れた。これらの請願は、今後の委員会へ付託されることが決まった。
新たな議題が続く中で、本市居民の安全や福祉に関する取り組みが重要であることが再確認された。市議会では引き続き、市民の意見を尊重しながら、適切な政策の実行が期待されている。