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鳴門市議会、移動手段確保を重点議題に

鳴門市議会が市民の移動手段や公共交通の活用について重要な議論を展開。自転車活用の推進も議案に含まれる。
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令和6年6月17日、鳴門市議会は定例会を開催し、市民の移動手段や公共交通の活用に関して重要な議論を行った。

上田公司議員は「市民の移動手段の確保」について質疑を行い、特に買物支援の取り組むに際して、民間送迎車両の活用状況と今後の展開を尋ねた。

この取組に関して、事業統括監兼企画総務部長の利穗拓也氏は、「本年度より本格運行に移行し、利用者は1日当たり約4人である」と報告。高齢者を中心とした食料品アクセスに関する問題についても、近年の店舗減少の影響で困難な状況を強調した。

また、「公共交通機関の利用促進」について質問がなされ、地域公共交通計画の達成状況を問う意見が寄せられた。利穗氏は「事業の進捗はあるものの、利用者は減少傾向にある」と述べ、市民にとっての利便性向上につながる施策の必要性を訴えた。

自転車活用推進計画についても言及され、上田議員は「市民がより安心して自転車を利用するための具体的施策が求められている」とし、特に安全な通行空間の整備が不可欠であると訴えた。利穗氏は、「市内での自転車通行空間の整備については、国や県との連携を考慮しながら進めていく」と答えた。

ノーマイカーデーについても取り上げられ、昨年度参加した職員は延べ498人、公共交通機関の利用者はわずか2人との数字を挙げ、利用促進の難しさを指摘した。これに対し、環境共生部長の西上昭二氏は、「参加率を上げるための施策を今後も検討していきたい」と応じた。

これらの質疑応答を通して、市民が求める移動手段や公共交通機関の利用促進が今後の重要な課題であることが認識された。市は市民のニーズに応じた施策を検討し、さらなる利便性向上に向けた取り組みを進める必要がある。

議会開催日
議会名令和6年6月定例会
議事録
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