令和6年6月13日、鳴門市議会は新庁舎で一般質問を行った。特に市長の政治姿勢や観光行政についての質疑が目立った。小西努議員は新庁舎の開庁を祝いつつ、バーチャル市役所構築事業について質問を行った。市長の泉理彦氏は、メタバースを活用し、若年層と市民がつながる機会を創出すると述べた。また、観光行政の強化に関しては、宿泊施設の増加に向けた取り組みを強調し、ナイトタイムコンテンツ造成の補助金制度についても詳しく説明した。
市長はバーチャル市役所事業の効果に期待しつつ、行政への参加拡大を目指すと述べた。この新たな事業は、特に距離の問題を克服し、県外の人が地域に関与できる場を提供することに寄与する。これに関連し、観光行政の質問では、宿泊者の増加へ向けた取り組みとナイトタイムコンテンツへの支援がなされることが示された。
具体的には、ナイトタイムコンテンツ造成推進事業補助金について、宿泊客の滞在を増やすための魅力ある夜のイベントを求め、江戸貴志議員も言及した。新月のナイトウォークなどのイベントが好評であるため、これらを継続し、更なる発展のための助成金支給が必要だと考える議員らの声も聞かれた。
また、地域キャラクターにゃるひげの広報事業についても話題となり、小西議員はそのグッズ販売による新たな観光資源の創出を期待している。こうした取り組みは市の魅力を高め、来庁する市民及び観光客にとって、新しい経験を提供することにつながるという見解が示された。
教育行政についても言及があり、教員及び学校施設の苦労や課題が議論されました。例えば、部活動の指導体制やICT教育における教員の研修について質問があり、教育次長は、授業でのタブレット端末の効果的な活用について強調した。これにより生徒たちの創造力が高まると期待されている。
環境行政でも高齢者のごみ出し支援について話し合われ、地域密着型のサービスを提供していく重要性が強調された。特に、独り暮らし高齢者のための支援が必要であるとの意見が集約され、今後の方針に影響を与える可能性が高いことが示唆された。
このように、令和6年鳴門市議会は多様な視点から市政の課題を検討し、活発な意見交換を行った。各議員はそれぞれの立場から市民の生活向上を目指し、具体的な提案や意見を述べ、結果として市政への影響を及ぼす可能性がある。今後の進展が期待される。