令和6年6月5日に、鳴門市議会の第2回定例会が開会されました。
会議では、主要な議題として、議席の指定、会期の決定、永年在職議員表彰などが取り扱われました。
市長の泉理彦氏は、議会の冒頭で過去の会議や表彰について報告を行い、多くの関係者への感謝の意を示しました。
特に、今回の会議では、三津良裕議員が25年以上在職議員として表彰され、その実績に敬意を表する場面がありました。
三津議員は、震災後の体験をもとに、「命を守ることが議会の根本理念」と強調し、これからも市民の期待に応えていく決意を固めました。
これに対し、泉市長は、議員活動の功績に感謝の言葉を述べました。
この会議では、令和6年度の一般会計補正予算、税賦課徴収条例の一部改正、男女共同参画推進条例の改正など、現行施策に関わる議案が取り扱われ、質疑も行われました。
市長は、特に新庁舎に関する施策についてさらなる説明を行いました。
「新庁舎は、免震構造を採用し、防災拠点機能を備えています。」と市長は述べ、地域住民の安全を守る取り組みを改めて強調しました。
また、自転車フレンドリーなまちづくりの重要性も提起されました。
泉市長は、高校生の自転車ヘルメット着用促進に向け、20個のヘルメットが寄附されたことを挙げ、交通安全運動を通じて教育効果の向上を図る方針を示しました。
さらに、地域活性化につながる観光施策に関する議題も登場しました。
「阿波おどりを通じた観光振興は、市民や観光客に楽しんでもらえる重要なイベントです。」と泉市長は意義を説きました。
このように、鳴門市議会第2回定例会では、地域の未来を見据えた幅広い議論が展開されました。
議員と市長が一体となって鳴門市をより良くするための様々な施策に取り組む姿勢が、会議を通じて強く表明されました。