令和3年2月17日、鳴門市議会は、第1回定例会を開会し、さまざまな議案を審議した。
その中で、議案第2号から第27号までの重要な予算と条例の成立が審議され、特に令和3年度の一般会計予算についての議論が注目を集めている。
市長の泉理彦氏による所信表明では、強い信頼の下での市政運営を促し、約290億3,000万円の一般会計当初予算案を提示した。
この予算は、前年度比で17.7%増の43億6,600万円増を表しており、その主な財源は市税、地方交付税、国庫支出金などで構成されている。
特に、介護保険や特別会計予算に関する議案は、市民の生活に密着した問題であり、多くの議員からの質疑が予想される。
また、急増する新型コロナウイルス感染症への対策として、市内の観光業者への持続化支援や健康事業の推進も述べられた。
さらに、市長は市民との信頼回復に向けた取り組みの重要性を強調し、職員の不祥事に対する反省と今後の改善策を打ち出した。
この他、道の駅「くるくるなると」の整備や新庁舎建設計画など、新規プロジェクトについても言及され、地域経済の活性化を目指す方針を明らかにした。
今後の議会では、議案の詳細な審査とともに市民の声が適切に反映されることが求められている。