令和3年6月25日、鳴門市議会は本会議を開催した。
まず、令和3年度鳴門市一般会計補正予算(第2号)が提案された。この予算は、新型コロナウイルス感染症対策を含むさまざまな支援を行うためのものである。予算決定後、予算決算委員会の三津良裕委員長は、具体的な内容を報告した。こちらの補正予算には、子育て世帯への支援に加え、アフターコロナを見据えた地域活動への支援策が含まれている。
次に、令和3年度国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についても採決が行われ、こちらも無事可決された。この予算には、新型コロナウイルスに感染した方への傷病手当金が計上された。
議案第44号として提出された職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正についても、議会での審査を経て可決された。この改正は新型コロナウイルス感染症の指定感染症に関する規定が関連している。
今後、特に注目を集めたのは、公職選挙法遵守に関する決議である。東正昇議員が提案したこの決議は、議会への信頼回復を目指すものである。同議員は、花輪の贈呈に関する事例を引き合いに出し、議員は高い倫理観を持って活動しなければならないと強調した。議会全体として信頼回復に努める必要があるとして、賛成意見が多く寄せられたが、個人に焦点を当てたことについては懸念の声もあった。最終的には、賛成が多数で可決された。
さらに、同意第4号として教育長の三浦克彦氏任命についても決議され、場内から異議なく同意が得られた。
最後に、今回の議会における各議案はすべて原案どおり可決され、これにより鳴門市の将来に向けた様々な施策が進められる見込みである。市長の泉理彦氏は、新型コロナ対策や地域経済の支援に全力を挙げる考えを示し、引き続き市民と議会との協力を呼びかけた。議会は午前11時11分に閉会した。