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新庁舎開庁式典は4月20日に決定、観光振興策も進展中

鳴門市議会で新庁舎開庁式典の詳細や観光振興策についての議論が行われ、地域の防災力向上も課題に。
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令和6年2月27日、鳴門市議会での一般質問が行われ、新庁舎及び観光行政に関する重要な議論が展開された。

議題の中で、新庁舎について、2番の小西努議員は、開庁記念式典の開催予定を尋ね、参加できる市民への案内を求めた。事業統括監兼企画総務部長の利穗拓也氏は、令和6年5月7日に新庁舎を開庁し、4月20日には市民向けの内覧会と記念イベントを実施すると述べた。このイベントでは、地域の文化を象徴する阿波おどりや第九の合唱等が披露される予定であり、市民にとって大変注目される催しとなる見込みだ。

さらに小西議員は、新庁舎での市のイメージキャラクター「にゃるひげ」の活用方法も問うた。利穗監は、窓口業務における視認性向上のためににゃるひげの活用を計画していると応答した。

観光行政については、小西議員が観光振興策として新たな食の魅力の創出を提案した。それに対し、産業振興部長の阿部聡氏は、「うずの幸グルメ」の開発や、地域の食材を用いた新しいメニュー展開に取り組んでおり、今後も期待される大規模イベントに備えて観光施策を進めると表明した。

また、災害対策についての質疑もあり、東正昇議員は能登半島地震を引き合いに、耐震診断や地域特性に基づく防災対策の必要性を強調した。市の耐震計画において、耐震診断の実施状況と未達成住宅への対応を問うた。この件に関して、耐震改修促進計画を推進している都市建設部長の三栖信征氏が報告し、木造住宅の耐震診断支援事業や耐震改修の進捗状況を述べた。現在、全体の約13.8%の住宅が耐震化されている状況であり、さらなる努力が求められている。

公共施設における耐震化の進捗も問われ、利穗監は耐震性能が0.6未満の施設が存在することを認め、その上で今後の対策に取り組む意向を示した。市は防災を最優先テーマとして議論が行われたことから、老朽化したインフラの強化や、避難所整備の充実が急務であるとされている。

今回の会議では、新庁舎計画の透明性や地域の防災力向上への期待が寄せられる中で、議会の役割や市の方針が問われる重要な場となった。これにより市民の安全と安心を確保することが今後の課題であるとの見解が一致した。

議会開催日
議会名令和6年2月鳴門市議会定例会(第1回)
議事録
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