令和4年6月8日に開かれた鳴門市議会では、重要な議題が次々と討論された。
今回は、議案第35号から第46号までの承認や報告が行われ、計12議案と8件の報告が一括して審議された。
特に注目されるのは、令和4年度一般会計補正予算の承認で、総額は282億3,850万3,000円に上る。
市長の泉 理彦氏は、こう述べた。「長引く新型コロナウイルスや物価高騰の影響を考慮し、経済支援策を充実させる必要がある。」
また、子育て応援パッケージ事業には、さまざまな支援が盛り込まれており、特に独り親世帯への支援が強調された。「児童1人あたり10万円の給付を行う」と泉市長は強調した。
さらに、消防団員の処遇改善も議題に取り上げられ、報酬の引き上げが提案された。消防団員数の減少が全国的な課題となっている中で、地域防災力を強化するための施策として期待されている。
市長所信表明では、新庁舎建設の進捗についても言及があった。「令和6年には新庁舎への業務移転を見込んでいます。」また、道の駅「くるくるなると」の開設による地域振興にも力を入れる意向が示された。開駅当初は700名以上の来駅者があったと報告され、今後の発展に期待が高まる。
また、地域経済の回復のために、観光やスポーツイベントの推進が引き続き重視される中で、「徳島ヴォルティスへの応援や高等学校総合体育大会の準備を進めています」と述べた。市民の参加を促し、地域全体の活性化を図る様子が感じられた。
市民生活への影響に配慮し、支援策の具体化が急務であると認識され、これからの動向が注目される。議会は次回、6月14日から再開される予定である。議会の進展が市民生活に直接影響を及ぼすため、多方面からの支援が期待される。