令和3年第4回鳴門市定例会が11月30日、鳴門市議会議場で開催された。議題には、令和2年度一般会計歳入歳出決算の認定や、令和3年度一般会計補正予算案などが含まれている。特に、各種決算の認定が注目されている。
市長の泉理彦氏は、令和2年度の一般会計決算について「歳入は266億円、歳出は250億円で、決算剰余金は16億円であった」と述べた。さらに、保険事業特別会計や医療特別会計の決算についても詳細が説明された。各議案は、審議にかけられ、全ての議案が順次審議された。
また、専決処分についても議題に含まれた。令和3年度一般会計補正予算について、泉市長は「新型コロナウイルスの影響を受けている事業者に対する支援を含む」と説明した。この補正予算案は、22億1,126万2,000円で、総額337億6,268万8,000円となる見込みである。
さらに、会議では、押印の見直しに関する条例の改正も提案された。これにより、行政手続の効率化を図り、市民への利便性を向上させることを目的としている。市民との関わりを深めるためにも、今回は県内外からの観光客受け入れ態勢の整備も重要視されており、観光関連事業者への助成金も視野に入れられている。
質疑応答では、議会からの質問が相次ぎ、各議案についての詳細が問われた。各議員がそれぞれの立場から意見を述べ、活発な議論が展開されている。最後に、議長の林勝義氏は、「議案の審議を通じて、市の将来的な発展につながれば」と述べ、有意義な時間を過ごしたことを強調した。