令和4年12月23日、鳴門市議会は第4回定例会を開催した。議事は多岐にわたり、特に議長及び副議長の辞職および選挙に焦点が当てられた。
まず、東正昇議長が辞職願を提出し、その辞職は異議なく許可された。東議長は挨拶の中で、昨年12月の就任以来の活動を振り返り、市民との意見交換の重要性を強調した。「高校生会議の開催が実現したことで、議会の活性化が一歩進んだ」と述べ、さらなる若い世代との接点の継続を願った。
次に、議長の選挙が行われ、山根巌氏が新議長に選出された。山根氏は、選出された瞬間、「市民と対話する議会を目指す」と力強く宣言し、議会のさらなる発展への抱負を語った。また、選挙に先立ち、潮崎憲司副議長の辞職が承認され、続いて副議長の選挙が行われた。その結果、叶井克典氏が副議長に選ばれた。
議会運営においては、常任委員会委員及び議会運営委員会委員の選任についても議論がなされ、各委員会の構成が見直されたことが報告された。特に、情報発信の強化やペーパーレス化の推進が今後の課題として挙げられた。議会の透明性を高めるための施策については、理事者から具体的な提案がなされ、次回に向けた期待が寄せられた。
また、監査委員の選任が行われ、浜盛幸氏が新たに任命されることが決まった。市長の泉理彦氏は、監査の重要性を再確認し、市政全般にわたる適正な運営を期待すると述べた。
さらに、今期定例会において提起された閉会中の継続調査については、各常任委員長の合意が得られ、進行の予定が確認された。このように、鳴門市議会は新体制のもと、今後の市政の円滑な運営に向けて進んでいく方針である。从。
年末の忙しい時期ではあるが、議会運営におけるこのようなスムーズな移行は、今後の市政にとって重要な意味を持つ。また、議長および副議長の新体制による新たな取り組みに期待が寄せられ、市民の声をより一層反映する議会運営が求められる。