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鳴門市定例会、市政への質問や防災強化策を議論

鳴門市議会が開催され、防災や観光振興など市政に関する重要なテーマが議論された。
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令和元年6月10日、鳴門市議会は定例会(第2回)を開催し、市政に対する一般質問や複数の議案について議論が行われた。特に、防災行政についての質疑が注目を集め、浜盛幸議員が具体的な提案を行った。

浜議員は防災行政無線の戸別受信機の導入に関して質問し、市内小・中学校に設置されている受信機の重要性を強調した。また、緊急地震速報による迅速な情報伝達の必要性も訴え、愛媛県の先進事例を引き合いに出し、鳴門市における同様のシステム導入を求めた。

市の担当者である企画総務部危機管理局長、宮田耕志氏は、すでに戸別受信機が設置されているとしつつも、リアルタイムでの情報伝達については今後検討していく方針を示した。さらに、警戒レベルの導入についても説明し、災害時の情報伝達の重要性を強調した。

次に、多文化共生と観光振興についても議論が行われた。観光局の小椋勝君は、訪日外国人観光客数の増加を受け、鳴門市の観光資源を活かした取り組みを強化する必要があると述べた。具体的には、外国人観光客向けの多言語表示や地域資源の充実が求められ、特に観光案内板や情報提供体制の整備が重要であると指摘された。

また、食品ロスやエシカル消費についても取り上げられ、広報を通じた啓発活動の重要性が再認識された。市民環境部長の廣瀬高君は、エシカル消費の重要性を強調し、地元産品の活用とともに消費者教育を進める方針を示した。

さらに、下水道事業についての質問もあり、市民環境部長は進捗状況を説明した。地域住民からの理解を深めるための取り組みが求められる中、具体的な説明会の開催も提案された。

今回の定例会では、安定した防災体制の整備に向けた課題や市の環境づくり、観光政策の深化がテーマとなり、市民生活の向上に向けた知恵が集められた。鳴門市はこれらの課題に今後どう取り組むかが注目されている。

議会開催日
議会名令和元年5月定例会(第2回)
議事録
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