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鳴門市、耐震や環境改善、人口減少対策を議論

鳴門市議会で市営住宅の耐震対策や環境問題、人口減少について議論。移住や観光促進策も提案。
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令和5年2月22日、鳴門市議会にて一般質問が行われ、地域の防災や環境問題、人口減少に関する重要課題が取り上げられた。

質疑の前半では、八木亨議員が市営住宅の耐震対策について言及した。彼は、近隣で発生したトルコ・シリア地震の影響を引き合いに出し、鳴門市内の老朽化した住宅での入居者の安全を確保する必要性を訴えた。これに対し、都市建設部長の三栖信征氏は、現時点で823戸の市営住宅が管理されており、その中で耐震性のない住宅に住む入居者の保護や、集中的な管理の必要性を認めた。

次に八木議員は、環境問題について質問した。特に、板東地区における悪臭問題について市の取り組みを問うた。環境共生部上席理事の西上昭二氏は、悪臭防止法に基づく規制についての説明を行い、現地確認の実施状況を報告した。市と県との連携も重要であると強調し、県との情報共有の必要性を訴えた。

後半では、長濱賢一議員が人口減少と移住促進策について質問し、鳴門市が人口減少に直面している現状を指摘した。彼は、出生率の低下が続いていると述べ、鳴門市未来づくり戦略の進捗状況を求めた。事業統括監の長谷川尚洋氏は、出生数や合計特殊出生率向上に向けた施策の状況を示し、ハードとソフトの両面からの対策が必要であると答えた。

また、移住起業アカデミー事業についても言及された。この事業は、オンライン講座を通じて都市部からの移住者を鳴門に誘致することを目的としている。産業振興部長の阿部聡氏は、無料のオンライン講座を展開し、その中から優秀な参加者を選抜して、実際に鳴門市での起業を支援することを説明した。

最終的に、小西努議員はなると満喫アクティビティ事業に触れ、観光資源の活用や交通手段の整備について意見を述べ、鳴門市の持続可能な成長に向けた計画を提案した。

議会開催日
議会名令和5年2月鳴門市議会定例会(第1回)
議事録
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