令和3年9月の鳴門市議会定例会では、市政に対する一般質問が行われた。特に新型コロナウイルス感染症やプラスチックごみに関する問題は、議員から多くの関心が集まった。特に14番の大石美智子議員は市長に新型コロナウイルスの影響について質問し、ワクチン接種の様子やイベント中止が続く中での地域コミュニティの影響について述べた。彼女は、徳島県のワクチン接種状況が順調に進んでいることを評価し、対処法としての治療薬の普及も急がれると強調した。
また、議員は鳴門市でのプラスチックごみの取扱いに関しても再度言及した。市は旧焼却場時代から分別を促進し、現在のクリーンセンターではプラスチックごみを焼却の選択肢として引き続き位置付けている。しかし、処理方法や環境保護との両立に関しては依然として課題が残っている。
次いで、文化会館の耐震改修についても質され、さらなる検討や進捗状況についての説明が求められた。特に、新庁舎の建設に関連し、防災機能の確保は重要なテーマとなっている。市長は新型コロナウイルスの影響を受けながらも、防災対策を進める意思を示した。
成人式の在り方についても話題にのぼり、令和4年の成人式の開催が予定されていることが確認された。一方で、新型コロナによる影響がどのように残るかは市民の関心事であると市長は語った。
農業用排水機場の整備に関しても質疑があり、市は生産者への支援の強化を図る考えを示した。特に、経済的負担が大きいことから、適切な支援策の検討が必要であるとの見解が共有された。
今後、鳴門市ではこれらの問題に関する対策に注力し、積極的に市民との対話を図るにあたって、市が持つ役割を再認識し、行動を起こす必要がある。