令和4年第1回鳴門市定例会が、3月15日に行われた。議会では、令和4年度予算案を含む34の議案を可決した。特に、国立病院などの公立・公的医院の機能強化を求める意見書が注目を集めた。
長濱賢一議員が国立病院の機能強化を要望する意見書を提出し、「新型コロナウイルスの影響で医療体制が脆弱になっている。国は責任を持って対応すべき」と述べた。この意見書には、病床や医療機器が不足している現状の厳しさが記され、国立病院等に必要な経費を国費で確保することを強く求めている。この提案は全員一致で承認された。
さらに、ロシアによるウクライナ侵攻に抗議する決議も可決され、藤田茂男議員は「力による現状変更は許されず、国際社会と連携し、迅速に対応すべき」と発言した。この決議も全員一致で可決され、議会の活動が示された。
令和4年度の予算案には、一般会計や特別会計を含む多岐にわたる施策が組まれており、教育や医療福祉関連の改善も検討されている。特に、議案第2号の一般会計予算には、地域経済支援を目的とした施策が盛り込まれている。
また、条例改正議案が多く可決され、特に鳴門市議会委員会条例の改正が行われ、名称の変更がなされた。このように、多くの重要議案が議論の中で承認され、議会の責任が果たされていることが示された。