令和元年10月2日、鳴門市議会は第3回定例会を開催した。議事では、一般会計の補正予算を始めとする16議案に加え、請願が討議され、すべて原案通り可決された。
特に議案第49号の一般会計補正予算が主要なテーマとなり、予算の詳細やその背景について議論が交わされた。予算は、地域の教育施設に関連する多くの項目を含んでおり、地域住民からの関心も高かった。
林勝義総務文教委員長は、議案第53号である財産の交換、譲与、無償貸付に関する条例の改正について報告した。今後、この改正によって地域の施設がより広く利用できるようになることが期待されるとのこと。
また、議案第54号では、会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する新条例が全会一致で承認された。これは、法改正に適合させるために制定されたもので、職員の労働条件を整える取り組みとして重要であるとされる。
さらに、請願第3号では、核兵器禁止条約の調印・批准を求める意見書の採択が議題に挙げられた。賛成する議員も多く見られた一方で、実際に採択には至らなかった。上田公司議員は、「我々は被爆国としての責任を果たすべきだ」と訴えたが、議論は分かれ、最終的には不採択となった。
最後に、経済建設部長は、モーターボート競走事業についての予算案を説明し、収益の活用計画についても言及した。鳴門市は今後、さらなる発展を目指し、地域の特性を活かした施策を推進していく方針を示した。
今回の定例会では、多くの議題が原案通り可決され、地域経済や市民生活に直結する重要な決定がなされた。今後の活動が地域にどのような影響を与えるか、引き続き令和元年度の施策が注目されるところだ。