令和5年6月19日、鳴門市議会は定例会が開催され、市長の泉 理彦氏をはじめ、多くの議員が出席した。議題には市政に対する一般質問が含まれ、注目を集めている課題がいくつかインラインで議論された。
本会議の中では、特に市長の政治姿勢に関する質問が多く寄せられた。代表質問を行った潮会派の小西 努氏は、婚活支援事業の充実を求めた。市長はこの事業について、これまでに47組のカップルが成立していることを報告し、民間事業者との連携を深めていきたいと述べた。
観光行政に関しても話題となった。小西氏は、観光施策の重要性を強調し、特に大阪・関西万博に向けた取り組みについて言及した。泉市長は、観光スポットの魅力を発信し続ける必要性を訴え、そのための情報発信強化や地域資源を活用した周遊観光の促進に取り組む方針を示した。
さらに、環境問題の一環としてTNR活動にも意見が交わされた。市民からの要望を受け、野良猫の繁殖抑制に向けた施策や地域との協力の重要性を認識し、積極的に取り組んでいくとする見解を示した。
加えて、自転車道整備について新たな動きもあり、泉市長は大鳴門橋自転車道の早期完成に向けた取り組みについて説明した。各地域の自転車通行空間の充実や、サイクルツーリズムの推進が今後の鍵となると強調した。
福祉面でも、婚活支援に加えて奨学金返還支援制度についても提案がなされた。泉市長は、子どもたちの未来を支えるための施策が重要であると再度確認し、慎重に検討を進める意向を示した。市民生活部長は、奨学金返還支援制度の取り組みについても言及し、実態に即した支援が求められると述べた。
この日の会議で市政に関するさまざまな意見が出され、部署間での取り組み連携を強化する重要性が改めて浮き彫りになったという。議員らは、これらの施策が市民生活にどのように反映されるのか、注視していく必要がある。
今後も具体的な施策の進展が期待されており、鳴門市の明るい未来に向けた努力が続けられることに市民の期待が寄せられている。