令和2年2月19日、鳴門市議会第1回定例会が開かれた。
この会議では、年間予算や各種条例改正が議題に上がった。
市長の泉理彦氏は、先月に逝去した三木義文政策監の功績を称賛し、一同で追悼の意を示した。
この定例会では、令和2年度鳴門市一般会計予算案を初め、様々な議案が提案された。
特に気になるのは、鳴門市の一般会計予算の規模が246億6,400万円に達するという点である。
これは前年度に比べ4億円増、実に1.6%の伸びを記録した。
予算の主要な内訳は、市税71億4,700万円、地方交付税42億円などが占める。
市は、財政状況が人口減少に伴う税収減と社会保障費の増加が続く中での編成であり、将来を見据えた堅実な運営が求められていると説明する。
そのため、各種行財政改革を進める必要があると強調した。
さらに、市長は、今後も地方創生や地域活性化に向けての施策を具体化し、市民が幸せを感じられるまちづくりに全力で取り組む姿勢を露わにした。
また、国際交流についても言及し、バングラデシュのナラヤンガンジ市との友好都市提携に向けた取り組みを進めていることを強調した。
この他にも、鳴門市医療福祉体制の充実を図るため、国民健康保険や介護保険に関する予算も承認されている。
新型コロナウイルス感染症への対応も新たな任務として位置づけられ、危機管理会議が設置されたことも議論の中に挙げられた。
市民の健康を守るため、適切な情報伝達と迅速な対処が求められる。
この定例会は、3月17日までの28日間の会期が定められ、議会内部での議案検討において重要な役割を担う。
泉市長は、鳴門市が直面する課題に立ち向かうための団結の重要性を強調し、市議会議員の理解と協力を訴えた。
これにより、鳴門市の未来を確保するための意思統一が図られることを期待される。