令和3年鳴門市議会第2回定例会が6月7日、議会議場で開会された。
今回は、議案に関する重要な問題が多数審議された。特に、鳴門市議会議員の定数を定める条例の一部改正に関する提起には多くの議論が集まった。この議案は、議員の定数を現行の22名から20名に削減するものである。
橋本国勝議員は、審査特別委員会での報告を行い、「本市人口は約8,000人減少しているため、議員定数を削減する必要がある」と主張した。しかし、この提案に対しては反対意見も根強い。特に、宮崎明議員は「議会の基盤は市民の声であり、議員定数の削減は市民の意見を反映しないまま進めてはいけない」と述べた。
討論では、議員定数削減に賛成と反対の意見が交錯する中、最終的には賛成が少数となり、本案は否決された。
また、令和3年度の一般会計補正予算についても議論が行われ、緊急支援策第11弾が含まれ、市民や事業者へのさらなる支援が求められている。市長の泉理彦氏は、それに伴い「市民、事業者への速やかな支援が必要」と強調した。
議案の中には、新型コロナウイルス感染症に関連する支援案も含まれており、市民の安全と健康を守るための取り組みが進められている。
議会では、今後も引き続き社会情勢に応じた適切な施策を議論していく方針である。継続的な感染症対策と市民福祉の向上に向けた取り組みは、今後も重要な課題として位置付けられるだろう。なお、次回の定例会は6月14日に予定されている。