令和5年9月6日、鳴門市議会の定例会が開催された。議会では補正予算案を中心に、複数の議案が審議された。
会議の冒頭、議長の山根巌氏が会議を開会し、まずは様々な報告が行われた。その中で、今後の会期が9月6日から27日までの22日間に決定したことが確認された。
市長の泉理彦氏が登壇し、令和5年度の一般会計補正予算(第3号)の提案理由を説明した。泉市長は、特に脱炭素社会の実現に向けた取り組みを強調し、鳴門商工会議所との連携協定締結による売電収入を事業に活用する方針を述べた。
また、納涼花火大会と阿波おどりについての報告も行われ、いずれも多くの観客を集めたことが報告された。具体的には、納涼花火大会には約5万5,000人、阿波おどりには計約6万5,000人が来場したと伝えられた。この成功は地域経済にも寄与するとのことだ。
次に、議案の審議に移り、議案第43号から第52号までが一括議題として取り上げられた。特に、議案第44号の補正予算案については質疑が行われ、議員からの意見も活発に交わされた。しかし明確な異議はなく、無事に可決された。
また、地域防災力の強化についても言及され、多くの市民と関係者が参加した避難訓練の取り組みが評価された。これにより、防災意識の向上が図られ、市民生活の安全確保に寄与している。
議会では、市内公共交通の改善や新たなスポーツ施設の計画についても検討がなされ、市民の生活環境の向上を目指す姿勢が確認された。特に、サイクリングを推進するための施策も展開され、地域活性化に向けた多角的なアプローチが評価されている。
市長の提案を受け、議会は次回以降も更なる議論を重ねることとなっている。議事は無事に終了し、次回は9月12日に再開される予定である。