令和元年11月27日、鳴門市議会は第4回定例会を開会した。議事では、故谷崎徹議員に対する哀悼決議や、平成30年度の各特別会計の決算認定について議論された。
初めに、議長の大石美智子氏が遺族への哀悼の意を表し、谷崎議員の功績を称えた。谷崎議員は疾病のため急逝し、議会でもその存在感が強く影響を与えていたことが強調された。議長は全議員に対し、谷崎議員をしのぶ一分間の黙祷を呼びかけ、参列者全員がその意に応えた。
市長の泉理彦氏は、谷崎議員が市に対し多くの貢献をしてきたことを振り返り、在任38年間での貢献に感謝の意を示した。また、平成30年度一般会計の決算認定についても説明が行われ、予算決算委員長である橋本国勝氏が審査結果を報告した。これにより、12件の議案が認定され、1議案について原案通り可決すべきと確認された。
特に、一般会計補正予算(第3号)では、914万円の追加が提案され、指定管理費用の確保が求められた。質疑応答では、滞納処分や新交通体制についての質疑があり、有効な施策の展開が図られることが期待されている。市民の生活向上に向けた取り組みも重要視され、災害時の防災意識向上や公共交通の改善に向けた施策が必要だとの意見が出た。
さらに、歳入の確保に向けた施策、災害時の対応計画を見直し、適切な予算を確保しつつ、継続的な地域活性化と災害対策を強化する方向で進めるべきとの声が多かった。市民から寄せられる多くの意見を反映し、今後も地域全体を支える施策を進行させる重要性が確認された。