鳴門市の令和4年11月定例会が開催され、様々な重要議題が取り上げられた。
特に、市政に関する一般質問が中心となり、環境問題、悪臭対策、さらには墓地の開発について活発な意見交換がなされた。
例えば、八木 亨議員は、悪臭問題について強い懸念を示し、悪臭防止法の適用について質問した。市の環境共生部上席理事兼環境共生部長、西上 昭二氏は、悪臭防止法の適用がなされていない現状を説明し、周辺住民からの苦情には継続的に対応していると述べた。
悪臭問題は鳴門市の観光名所や住民の健康に影響を与える重要課題とされている。
西上氏は、規制地域としての指定が必要であるとしながらも、費用や影響の調査が必要との見解を示した。八木議員はさらに、悪臭防止法を活用した地域指定の検討を訴え、市が迅速に対策を講じるべきだと強調した。
また、議案第73号から79号にかけての職員給与条例、退職手当、定年関連の改正についても審議された。こうした議案は、市職員の労働環境や雇用の安定に直結し、議員からの質疑応答が行われた。
議会は、これらの議案を総務文教委員会に付託し、詳細な審査を行う予定である。
さらに、文化会館の早期再開を求める請願に関しても意見が交わされ、地域文化の重要性に触れる場面が見受けられた。
今後は、議会での議論を通じて、環境問題の解決や市民福祉の向上が図られることが期待されている。地域住民や議会が一体となり、鳴門市の現状を改善するために取り組む姿勢が求められる。