令和4年6月14日に行われた鳴門市議会定例会では、物価高騰や国際情勢の影響を受けた市民生活への支援策が主要な議題として取り上げられた。
議会では特に、市長の政治姿勢や効果的な生活支援法が議論された。叶井克典氏は、ウクライナ情勢や国内の新型コロナウイルス感染症の影響を背景に、生活の厳しさが増していると訴えた。彼は、政府が実施している「子育て世帯生活支援特別給付金や高齢者支援施策」などが重要であると述べ、その支援の拡充を求めた。
市長の泉理彦氏は、原油高や物価上昇に対する対策として、特に高齢者や障害者に向けた支援を行うと強調。具体的には、65歳以上の高齢者や障害者に対し、5,000円のうずとく商品券を支給することを説明した。泉市長は、生活支援策は市民の生活安定や経済活性化に寄与するとコメントした。
さらに、物価高騰に伴い、企業や市民にも厳しい影響が及んでいる中で、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた経済を立て直すため、スーパープレミアム付チケット「食べ・乗り」の再販を提案。これにより市内飲食店や小規模事業者を支援すると述べた。
また、観光行政についても議論され、道の駅「くるくるなると」の開設により地域の魅力を向上させる取り組みが評価された。叶井氏は、観光地としての環境整備の重要性を訴えた。特に、鹿のスカイラインにおける樹木の管理と観光資源の整備が必要だと強調。
地域コミュニティについても、高齢者や若者が参加しやすい仕組みや地元活性化を促進する方式が提案された。市は自治会や町内会の活性化を進めるべく、住民との連携を強化していくとの方針を示した。
最後に、教育行政に関しては、現在の教育振興計画の見直しや、協働による教育環境の充実が求められ、泉市長は子どもたちが質の高い教育を受けられるよう取り組むことを約束した。