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鳴門市議会でDX推進計画や空き家対策が討議

令和5年12月6日の鳴門市議会で、市政に関する一般質問が行われ、DX推進計画や空き家問題が中心に議論された。
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令和5年12月6日、鳴門市議会は第4回定例会を開会し、さまざまな市政課題について議論が交わされた。特に注目を集めたのは、鳴門市のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進計画や空き家対策、広報事業、スポーツ施設整備についての質問である。

最初に質問を行った潮崎憲司市議は、市民対応の改善を求めた。新庁舎の移転を契機に、書かない窓口サービスの導入が計画されており、職員がヒアリングを重視することで市民の手続きを簡素化する狙いがある。この施策について、潮崎市議は「市民が窓口での負担を感じないような対応が重要である」と強調した。

続いて、空き家問題についての質問があり、近年の空き家数の増加が問題視されている。市は、老朽危険空き家除却支援事業を実施し、56戸の除却を確認しているが、未だ2,800戸以上の空き家が存在する。潮崎市議は、危険な空き家の早急な除却を求め、「情報伝達を強化し、空き家相談内容を増やすべきだ」と提言した。

また、広報事業についても言及があり、新しいキャラクター『にゃるひげ』を活用した市の魅力発信が行われている。利穗拓也事業統括監兼企画総務部長は、「このキャラクターを通じて鳴門の魅力を発信し、より多くの市民に認知してもらう努力を行っている」と述べた。

さらに、小西努市議はスポーツ施設の整備に関し、鳴門市衛生センターグラウンドに観客席を設置することを提案した。この点に関し、都市建設部長は「利用者の意見を取り入れつつ、地域に合った施設整備を進めたい」と応じた。

鳴門市のまちづくりに関する質問では、長濱賢一市議が第七次鳴門市総合計画の周知不足を指摘し、施策を可視化する必要性を訴えた。市は、都市の魅力を高める施策を続けていく方針を示した。

また、国際・国内交流についての質問もあり、バングラデシュ・ナラヤンガンジ市との交流の具体的な成果について市民への周知について求められた。市民生活部長は、「今後も国際交流を通じて、市民の国際感覚を高めたい」としている。

最終的には、市議の質問を受け具体的な政策や対応を進める意義が再確認された。市は引き続き市民の声を大切にしながら、効果的な施策を展開していく方針である。

議会開催日
議会名令和5年鳴門市議会定例会(第4回)
議事録
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