令和元年三好市議会9月定例会議では、市政に関わる重要な決算認定や条例改正に関する審議が行われた。
特に、平成30年度三好市各会計歳入歳出決算の認定が強く注目を集めている。この認定に関して、決算審査特別委員長の西谷清議員は、審査結果を報告し、全ての提出案件を原案の通り認定すべきであると強調した。具体的には、4款衛生費の工事請負費に関する質疑があり、担当部署は、適切な理由を述べ、納得を得たという。
また、三好市水道事業会計決算についても審議された。この件に関して、担当部署は、経営統合後の赤字経営について触れ、早急な料金改定の必要性を市民に説明したと報告した。特に、料金改定を行っていない地区がある中で、市民説明会の開催は重要な施策とされている。
さらに、三好市病院事業会計決算の議論もなされ、人口減少の中で患者確保が厳しい現状に対して、特色ある医療の提供で努力していることが明らかになった。リウマチ専門医を配置し、周囲の他病院からの紹介を受けているなど、戦略的な取り組みが報告された。
この他にも、成年被後見人の権利に関する条例の制定や、三好市立幼稚園保育料の改正に関する議案も可決され、市民生活に直結する重要な法律の整備が進められている。また、議案第58号での一般会計補正予算も承認され、今年度の台風被害への対応が図られることとなった。
これらの議案に対する委員長報告に対しては、質疑を通じて議員の理解が得られ、円滑に審議が進められた。特に、各報告においては全て原案通りの可決を得たことで、市民への安定したサービス提供が継続されることが期待される。