令和5年3月6日に開催された三好市議会の定例会では、脱炭素の取り組みや子供たちの学習環境、消防団の重要性などが中心に議論された。特に竹内義了議員は脱炭素先行地域の指定に関する具体的な進捗と市民の理解や協力の必要性を指摘し、国が2030年までに100地区の脱炭素先行地域を作る目標を持つ中で、三好市もこの取り組みに興味を示している。
竹内議員の質問に対し、高井市長は、三好市が脱炭素先行地域として応募を行ったことを明言し、他の自治体と連携しながら多様な事業を進めていると応じた。特に公共施設への再生可能エネルギーの導入についても触れ、地域の快適な生活を守りながら環境保護に貢献していく方針を示した。
また、教育環境については、竹内議員が池田小学校のトイレの洋式化や新入学生向けのリュックサック型カバン支給について尋ねた。教育長は、子供たちの教育環境整備について鋭意取り組んでいるとし、教育施設の改善に向けた計画を明示した。
さらに、金村照一議員は消防団の活動とその重要性について言及し、活動報酬の引き上げを評価しつつ、分団の配置状況や統合の可能性についても触れた。子供たちを火災から守るためには、消防団の充実した活動が不可欠であるため、分団の運営を効率化し、活動仲間を増やすよう提案した。
議論は多岐にわたり、地域の安全と環境保護が市民の生活の質に直結することが強調された。市は、これらの問題に対し、これからも市民と連携しながら積極的に取り組んでいく姿勢を示した。今後の動向が注目される。