令和元年6月7日、三好市議会は定例会議を開き、様々な議案が審議された。
主な焦点は、森づくりに関する条例と基金の制定、ならびに災害弔慰金の改正などである。
竹内義了氏(議員)による質疑では、森づくり条例の基本的な考え方が提示された。
市民と協働で森林の多面的機能を高める重要性が強調され、基本計画策定に向けた具体的な取り組みが求められた。
大西茂林業振興課長は、森づくり基本計画の策定について言及し、地域材の活用や森林の育成に向けた取り組みを掲げた。
さらに、森林所有者の役割も明記されているが、その実効性についての課題も浮上した。
竹内氏は、森づくりと健幸づくりのリンクや、地方創生への影響についても言及し、市に対して広範な視点での計画作りを求めた。
続いて、吉田和男氏(議員)は、集会所条例の改正や建物の無償譲渡について質疑を行った。
地元コミュニティの維持が進まない中、譲渡対象施設の意向調査結果が報告された。
譲渡希望がない理由として、施設の老朽化や維持費の負担増が挙げられた。
議論は続き、他の議案が次々と審議された。
例えば、2019年度の一般会計補正予算では、かずら橋イベント広場の地下駐車場の消防設備修繕が取り上げられた。
木下善之氏より、同施設の利用状況や収入について具体的な数字が求められた。
観光業の重要性が語られ、この問題に対する適切な対応が必要であるとの意見が相次いだ。
市長は、観光収入の重要性を認識していると述べ、今後の計画に期待を寄せた。
最後に、各議案の審議が終了し、今後の課題が浮き彫りになった会議となった。この会議では、市民生活や地域活性化に直結する内容が多く、関係者からの強い関心が寄せられている。