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三好市議会、生活道路と漆栽培について議論

三好市議会では生活道路の整備や漆栽培の復活についての議論が交わされ、市民生活の安全確保が求められた。
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令和元年12月9日に行われた三好市議会の一般質問では、生活道路の整備と漆栽培の重要性が焦点となり、多くの議員が意見を交わした。

市街地における生活道路の整備について、吉田 和男議員は、人口減少が進む中、日常生活や災害時の交通アクセスの確保が必要であると強調した。その上で、市道や農林道の管理状況について、具体的な管理路線数と生活道路としての割合を例に出しながら明確な情報提供を求めた。

建設部長の松林 修治君は、市道が1,487路線、農林道が147路線存在するものの、生活道路には明確な定義が難しいことを認め、今後も交通インフラの整備に注力していく方針を示した。

さらに、吉田議員は、防災・減災対策として生活関連道路周辺の支障木伐採計画についても尋ね、安全対策を十分に講じる必要があると訴えた。管理課長の正木 克宜君は、立木伐採に関する事業を自治会からの申請に基づき実施していることを報告、今後も適切な対策を継続する意向を示した。

吉田議員は、漆栽培についても具体的な提案を行った。漆は日本古来の塗料として重要であるが、需要が減少している現状を踏まえ、三好市でも生産を促進すべきだと主張した。

産業観光部長の大西 裕之君は、漆栽培の歴史を説明し、国産漆の重要性を強調した。国の方針に基づき、三好市でも漆栽培復活の取り組みを続け、地域資源として活用する必要性を訴えた。今後は、関係機関との連携を強化し、人材育成を図り、漆を特産品としてのブランド化に寄与することが求められる。

この議論を通じて、生活道路の整備や漆栽培など、多岐にわたる地域課題が浮き彫りとなり、今後の施策についてより具体的な行動が期待される。市民の安全で安心な生活を確保するためには、地道な取り組みと官民一体の協力が不可欠である。

議会開催日
議会名令和元年12月三好市議会
議事録
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