令和元年三好市議会の6月定例会議が行われた中、重要な議題としてボートスロープ設置工事の中止が取り上げられた。この工事は出水時の水流を助長し、予期せぬ水害を引き起こす可能性があると判断され、市長の責任の下で中止されることとなった。
議会において、市長は工事中止について、「すべての責任は私にある」と述べ、業者に対する無用な負担をかけない方向で対応する意向を示した。工事費は総額3,500万円で、そのうち600万円が既に費やされ、復旧費は400万円見込まれている。
工事が初めて計画されたのは昨年12月で、国の許可を得て進行してきたにもかかわらず、現地確認を通じて大きな問題が指摘された。地域住民からの指摘に市の機関が耳を傾ける形で転換され、急遽中止が決定された経緯には、行政の対応の遅れを指摘する声も多かった。
この事態は、三好市民からの信頼に影響を及ぼす可能性があり、細心の注意が必要だとの声が上がっている。今後の施策においては、地域の実態に基づいた適切な対応を心掛け、住民に安心を提供する必要が求められるという意見も交わされた。特に、議員らは地元の意見を踏まえた意思決定を強く訴え、次なる計画においてはリスクの評価と事前のコミュニケーションの重要性を主張した。
また、子育て応援の観点から、幼児教育・保育の無償化が進められる中での財源の使い道についても議論が交わされ、さらなる子育て支援を充実させるための活用策を模索する姿勢が示された。