令和3年2月18日に開催された三好市議会定例会議では、2021年度の予算及び各種条例改正案が審議された。特に注目されたのは、三好市の一般会計予算と新型コロナウイルス関連予算、さらに議員の定数削減に関する議論である。
一般会計予算は、247億2,964万6,000円となり、新型コロナウイルスワクチン接種に301億円を超える予算が計上された。市の健康づくり課長である喜多俊昭氏は、「地域の実情に応じた医療サービスを提供する」と述べ、市民への呼びかけを行った。
また、会計年度任用職員5名の給料や各種手当の増加についての質疑も活発に行われ、正規職員と比較して低い手当金額についても反響があった。
さらに、議員の定数削減に関する「発議第2号」では、従来の22名から20名へと定数を減らすことが提案された。「市民の意見を反映するためには、十分な意見交換が必要である」と主張する並岡和久議員は、「議員定数は18名にすべきだ」と訴えた。議論の末、発議は可決された。
このような動きは、市の未来に大きな影響を与えるだろう。市民の声を反映した方向性の中で、会議は進行したのだ。議長である多田敬氏は、議案可決後に「多くの意見をいただけたことに感謝する」と感謝の意を示した。
今後、三好市では、市民の関心が高まる新型コロナウイルスワクチン接種の準備を整えつつ、議員定数削減など、議会運営の効率化に向けた取り組みを進める意向を示している。市としても、持続可能な公共サービスの提供が求められている中、これらの施策がどのように実施されるのか、今後の動向について注視が必要である。