令和2年6月10日、三好市議会は6月定例会議の第2日目を開催した。議会には21名の議員が出席し、一般質問及び議案質疑が行われた。
初めに、西内浩真議員が新型コロナウイルス感染症に関する質問をした。市民の生活に深刻な影響を与えている現状を指摘し、特に教育現場への影響を問うた。教育次長の近藤一樹氏は、学校の臨時休業について説明し、感染拡大防止に努めるため、深刻なストレスがかかる市民や教育関係者への支援が重要であると強調した。
また、吉田和男議員は新型コロナウイルスによる経済困難について質問し、市独自の支援策の強化を求めた。黒川征一市長は、特別定額給付金の迅速な支給を行っていること、そして市の相談窓口を設けて支援を強化していることを報告した。特に、経済的な影響を受ける事業者や労働者への新型コロナウイルス支援相談窓口の設置を強調した。
さらに、議案質疑では、三好市サンライズビル跡地整備基本計画の検討についてや、税条例及び国民健康保険関連の改正が話題に上がった。市長及び各部長は、これらの議案について適切な対応を示し、具体的な施策の実施を約束した。これらの議案については、委員会への付託が決定された。
議会では、住民からの請願書も取り扱われ、今後の対応についての議論が交わされた。徳島県農作物種子条例制定を求める声に対して、議員たちは前向きな姿勢で取り組んでいくことを確認した。在住する人々の生活と未来を守ることが議会の重要な役割であると認識されている。会議最後には、今後の会議日程や討論締切についても案内された。